STはるの研鑽記

老健STが孤独にめげず自己研鑽に励むブログです。

エリザベス女王 生涯現役という生き方

 昨年は多くの著名人がこの世を去りました。安倍前首相のように、志半ばで世を去った方もいた反面、長寿を全うし、最後まで影響力を及ぼした方もいました。エリザベス女王もその一人です。

 90歳を超えても精力的に公務をこなし、知能の衰えを見せていませんでした。また、バルモラル城での静養中に領地内で運転もされてたそうです。

 2020年時点で、我が国の認知症者は600万人を超えており、65歳以上の高齢者の中で16%の有病率となっています。この割合は年齢とともに増え、90歳以上では半数以上が認知症になると言われます。

 その反面、女王と同様に高齢になっても仕事を持ち、家事を切り盛りし、車を乗り回すアグレッシブな高齢者も多数おられます。はるの職場でも、かつて90歳を超えた看護師さんがいらっしゃいました。若輩の我々を叱咤しながら激務をこなす姿に畏敬の念を隠せませんでした。

 

 では、何が生涯現役を貫く彼らと、そうでない方の人生を分けるのでしょう。はるにとって永遠のテーマです。明確な答えは出ていません。しかし、心身ともに健康な生き方をするために、気を付けることはいくつかあります。

 認知症予防に繋がることとして、一般的に言われていることは4つあります。

1つめは運動です。適度な運動を持続することで、肥満や高脂血症、糖尿病といった基礎疾患のリスクを軽減し、脳血管疾患の予防にもつながります。また、運動により脳内の神経細胞を増殖、成長させる神経栄養素BDNFが増え、学習パフォーマンスが向上したと動物実験で証明されています。

2つめは栄養です。DHAなど、不飽和脂肪酸が多く含まれる食生活では、アルツハイマー認知症の発症が、取らない生活に比べ7割も減少するそうです。また、野菜や果物、魚介類、オリーブオイル、豆、雑穀中心の地中海式の食生活もアルツハイマー認知症を抑える効果があるようです。どうも、炭水化物の多い食事は認知症にも好ましくはないようです。

3つめは、ゲームや読書といった知的活動です。アルツハイマー認知症は、特殊なタンパク質が脳細胞に沈殿することで起きますが、動物実験では検体の刺激を増やすことで、タンパク質の沈殿も減少したようです。

最後は社会的交流です。当然ですが、家族や親しい友人との繋がりは、人として生活していく上でかけがえのないものです。

 

 そういえば、女王は存命中に炭水化物の摂取を意識的に控えていたそうです。長く元気に生きていくためにも、グルテンとは程よい距離感が必要なのかもしれません。

 https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/lifestyle/news/a4840/this-is-what-the-queen-eats-everyday/

 はるが60歳を迎えるころ、定年は70歳に引き上げられると言われています。しかし、生活のために働いていた時代と、50代、60代の働く意味は変わってくると考えています。社会との繋がりを持つため、好きなことを生かすため、子供や孫に小遣いをあげるためなど、より自分の意思で働き方を選択出来ます。

 はるは、今の仕事には大きな生きがいを感じていますが、長く続けられるものとは思っていません。新陳代謝の激しい業界ですから。なので、ここで得た経験を土台に、新たな働き方を手に入れてセミリタイアしたい。このブログが、その足掛かりになればと思っています。

 

息子さんは70過ぎてから現役スターㇳ。

頑張れ!誰が何と言っても今日が一番若い日だ!